PACIFIC GARDEN

Projects

Activity outline

ソロモン諸島では、1990年代後半に土地支配をめぐり民族紛争が勃発しました。
それに加え、商業伐採や、急激な人口増加に伴う焼畑の拡大、貨幣経済の浸透などの影響で、
伝統的なライフスタイルが崩壊しつつあります。
そうした課題を持つ一方で、ソロモンで暮らす人々や資源には、多くの可能性が秘められています。


私たちは巡回型の農業研修センターである”パーマカルチャーセンター”や、
加工・販売を行う場である”パシフィックガーデン”の運営などを通じ、次世代を担う人材の育成や、
小規模産業の仕組みづくりを行い、持続的な地域開発の支援を行っています。

活動概要
activity 01

循環型農業と小規模産業の研修を通じ、次世代を担う人材を育てる場
パーマカルチャーセンター

パーマカルチャーセンター(PCC)は、ソロモン諸島マライタ州フィユ村にある研修センターで、環境負荷の少ない循環型有機農業や小規模産業育成など持続可能な開発を目指した人材を育成しています。センターでは、稲作をはじめ、農業、畜産、堆肥作り、養蜂などのプログラムを実施しています。

パーマカルチャーセンター
activity 02

生産物の加工と流通を通じ、産業を学ぶ場
パシフィックガーデン

パシフィックガーデンでは、パーマカルチャーセンターで作られた農作物を中心に、加工・流通・販売を行うことで産業を学ぶ場です。
ここでは、パシフィックガーデンで加工した食品を、レストランメニューとして提供しており、生徒たちはサービスを通じ、加工だけでなく、流通やマネジメント、売上管理なども学ぶことができます。

パシフィックガーデン
activity 03

卒業生がリーダーとなり、各地で循環の仕組みを作ることを目指す

パーマカルチャーセンターで学んだ生徒の多くは、卒業後に自分たちの村へ帰っていきます。卒業生がパーマカルチャーセンターで学んだ農業や小規模産業の経験や知識を生かし、村のリーダーとして、各地で循環の仕組みを作っていくことが出来るようになることを目指しています。

循環の仕組み
activity 04

ソロモン諸島での活動から見えてきた可能性や資源を、日本で活かすことを目指す

活動から生まれた資源を生かした商品を日本で販売することで、ソロモン諸島に還元する仕組みづくりを目指しています。一つの例として、パーマカルチャーセンターの養蜂から生まれたはちみつを活用し、商品化した化粧品”ララ・ソロモン”を日本で販売しています。(※商品の販売は、サステナブル・クルー(株)が行っています。)
また、現在パーマカルチャーセンターで生産された(?)カカオを日本へ運び、商品開発を行っています。将来的にはオンラインショップなどで販売していく予定です。
今後も、可能性や資源を形に変え、ソロモンの持続的な地域開発につなげていけるようにしたいと考えています。

商品を販売

Activity scenery

弊団体の現地支部であるAPSDは、政府登録のNPO法人として、産業訓練を人材育成の柱に、
循環型農業、農産品の加工、販売までの一次産業モデルの形成、地域住民の現金収入向上を目指しています。
職業訓練校では、大工・配管・家庭・機械・電気・ビジネスの6つのコースで、
計300名以上の生徒が就労に向けて勉学に励んでいます。
現地では、JICAから派遣された青年海外協力隊も活動しており、
自律的な学校運営の支援に取り組んでいます。

建築家の野外実習風景
建築家の野外実習風景
授業中の様子
授業中の様子
ビジネス科生徒
ビジネス科生徒

Message

代表・校長メッセージ

ソロモン諸島は自然に恵まれた美しい国ですが、これまでの伝統的な暮らしから生活スタイルは大きく変化しています。その変化に必要以上に対応する事も抗う事もなく、この国のこれからを考える力を養うことが大切です。また私達だけでは見えない気付きやヒントが世界にはあります。日本の友人と様々な取り組みが生まれることを期待します。

PCC校長,JSEA理事 John Mark male

Strengths of local network

3つの事業紹介

3つの事業紹介
人材育成事業
  • ソロモン諸島での職業訓練カレッジの運営事業
  • ソロモン諸島からの人材派遣事業(カレッジと連携した日本での産業研修)
産業育成事業
  • ソロモン諸島の資源を活用した商品開発事業
  • ソロモン諸島での事業立案支援およびコンサルティング事業
  • ソロモン人の産業研修を目的とした日本でのアンテナショップの設置
交流事業
  • 在日ソロモン人との交流(ソロモンキャンプの開催)
  • ソロモン諸島の紹介(メディアコーディネート事業)
  • 文化、スポーツ等の交流事業
※断片的になりがちな交流の輪を整備する

Partner business

お互いの異なる強味を組み合わせることで、社会に少し優しいビジネスを生み出しませんか?
CSR/CSVなどの企業活動、NGO/NPO間でのプロジェクト連携など、
一緒に社会にポジティブな事業を推進していきましょう。

パートナー事業の考え方

協働してビジネスを生み出す
協働してビジネスを生み出す

私たちの活動の根底には、”持続可能な開発”という考え方があります。
NGO/NPOで出来ること、企業で出来ることにはそれぞれ特徴があります。
そのお互いの異なる強みを活かし、よりよい社会を作っていく、また、その恩恵を再投資していくこと。それが私たちの考えるパートナー事業です。

パートナー事業

コストから投資へ

一般的に貧しい途上国ですが、現地に根付き持続的な開発を目指すNPOとして見えることがあります。
地域、人々と様々な取り組みを通じ、途上国から見える可能性が私達の活動源泉です。
ビジネス領域から開発を考えるパートナーを募集しています。

ご検討いただける企業様には直接ご説明にお伺いしますので、
まずはお気軽にお問い合わせください。

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